盛り塗りパーツの試作品(進化する盛り塗り技法 その2)

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パウダーフュージング技法  2021/06/02 (水) 23:23 水吉郁子
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前回、盛り塗り技法でパーツを作る方法を紹介しましたが、
今回はその続きです。

新しい方法の場合、
実際に作品を作ってみないと分からないことが結構あるので、
試作品を作って使い方を探っていきます。
今回は、盛り塗りパーツを使ってお皿を試作してみました。

下の試作品は
パーツを一直線ではなく微妙に上下にずらして
並べてあります。
一直線に並べると、デザインが堅くなって
面白くないからです。
こういうとき、ガラス板に絵を描く方法だと
絵を描く前にスケッチを何枚も描いて
微妙な位置決めするといった準備が必要です。
それが、パーツを使う方法だと、
その場で様子を見ながら位置を調節できます。

もう一つ、ベースのガラス板の外に
はみ出すようにパーツを置くこともできます。
ガラス板に直接描く方法だと、
最初からはみ出すことを想定して、
はみ出した形にガラス板を作らなくてはいけません。
そうしないと、その上に描くことはできないからです。
パーツの場合は
ベースの板からはみ出す格好で置けるので、
その場の判断で、はみ出したデザインに変更する、
といったことも可能です。

こんな風にラフに作れるって楽しいかも♪
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この話には続きがあります。
その3:盛り塗りパーツで立体的な表現